2023.1.1 エジプト6日目
7〜22℃
1ポンド=5.31円、1ドル=131.12円
エジプト・アスワンより明けましておめでとうございまーす!!!
大晦日に10分睡眠というほぼオールで朝4時からアブシンベル神殿に日帰りで行き、次の日の元旦は朝6時の飛行機に乗るという鬼畜スケジュール。
一昨日、アスワンでイシス神殿からの帰りのタクシーで出会った運転手と、空港まで乗せてもらう約束をしていました。
正月という大事な日に朝3時半にホテルに来てもらうのは本当に申し訳ないと言ったのですが、明るくOKと返事してくださりました。
それにしても、エジプトは冬でも昼間は結構暑いですが、朝晩は中々冷えます。
空港までは約40分。
一昨日に続き、今回も色々お話しました。
エジプトのタクシーは騙すことしか考えてない人ばかりでしたが、本当に良い運転手でした。
230ポンド(1221円)と言われましたが、感謝の気持ちを込めて260ポンド(1381円)お支払いをし、朝早いということでホテルからいただいた朝食の箱をお渡ししました。
最後に記念撮影
エジプトの空港は、搭乗手続きの後に加えて空港に入る時も荷物検査があります。
プライオリティパスで入れるラウンジがなかったので、パンと紅茶を買ってのんびり飛行機を待ちます。100ポンド(531円)。
行き先を表示するモニターに壁画が表示されていて超おしゃれでした。
- 01/01 06:00 アスワン
↓1時間25分 エジプト航空
- 01/01 07:25 カイロ
やはり今回もメッカの方角が表示されていました。
12月27日ぶりのカイロ国際空港
ターミナルを出ると相変わらずのタクシーの客引き。
タクシーでトラブルはもう起こってほしくないのでUberを利用しました。
エジプトでは配車アプリは中東で使われているCareemが使えますが、カイロではUberも使えます。
カイロまでは30分ほどで129.03ポンド(685円)。
ルクソールやアスワンもまあカオスでしたが、カイロは相当カオスでした。
相変わらず信号はほとんどなく、大きい道路でも人々が悠然と車道を渡ります。
おまけにエジプトは可住面積が小さいため、カイロをプライメイトシティとする超一極集中型の国で、カイロ都市圏の人口は2000万人とされており、交通量もかなり多いです。
ホテルの場所がわかりにくく、近くにいた少年に教えてもらいました。
外観は撮り忘れましたが、Heritage Hostel Cairoという所で2泊8918円。
9時くらいで早かったのもあってチェックインはまだできませんでしたが、荷物だけ預けました。
かなり眠くてパワーが残っていなかったので、とりあえず裏にあったピザ屋さんでピザを買いました。
55ポンド(292円)
遠出する気力はなかったので、とりあえずホテルの目の前にある考古学博物館から攻めることにしましょう。
①ホテル→②考古学博物館→③ムハンマド・アリーモスク→④死者の街とゴミの街ビューポイント→ハン・ハリーリ→①
考古学博物館
荷物検査をしてチケット購入。
200ポンド(1062円)
一眼レフとかのカメラの持ち込みは別料金が必要とネットにあった気がしてスタッフに聞いてみましたが、無料でいけました!
正直な所、博物館や美術館は有名な物以外はサラッと見てすぐに出てしまうのですが、エジプト系の物は好きなのでたまりません。
考古学博物館は例によってかなり広く、展示量も膨大です。
1階は時代別に展示されており、地球の歩き方のルートにしたがって古王国→中王国→新王国と周りました。
この考古学博物館には20万点もの収蔵品があるようですが、展示されている物の方が少ないようです。
下の写真のように、何の解説もなく無造作に放置されている物も。
ギザのピラミッドから少し離れた所に大エジプト博物館が建設されており、何点かはそちらに移転されるそうです。
自分が行く時には大エジプト博物館が完成する予定だとでていましたが、結局完成しませんでした。
個人的にはカイロの中心にある考古学博物館の方がアクセスしやすいと思うのでありがたかったです。
これはカフラー王座像で、地球上で最も固い石の一つでできているそうです。
下の小さい像はクフ王です。
そしてこれが現在する唯一のクフ王の像になります。
サイズはなんと7.5cm。
ピラミッドはあんなに大きいのにめちゃくちゃ小さいです。
家にあったらなくしそう(笑)
有名なハトシェプスト女王の像
ルクソールで行った葬祭殿の女王ですね。
付け髭や赤い皮膚のような男性を表す象徴が見られることから、女王ではなく王として振る舞った様子を表しているようです。
これは幼い頃のラムセス2世と後ろから見守るホルス。
ア、アヌビス!!!!
遊戯王を思い出します。
これはミイラを造る時に内臓を収蔵したカノプス壺という物らしいです。
上のカノプス壺が入っていた黄金の厨子
この考古学博物館で最大の見所はやはりツタンカーメンの黄金のマスクと棺でしょう。
行列ができていたので並びました。
中は撮影禁止だったのが本当に残念でしたが、他の展示物と比べてもかなり煌びやかで存在感を放っていました。
下はネットより拝借
引き続き見ていきます。
パピルスの展示もありました。
4時間くらいかけてひと通り終えました。
中々疲れました。
博物館を出たあたりの所で話しかけられ、「考古学博物館は行った?この博物館に行った君はもうエジプト人だ!」って言われたのを覚えています。
お昼はちょっと歩いた所のお店でシシコンボというメニュー。
78.4ポンド(416円)
街中の売店で買ったマンゴージュース10ポンド(53円)。
これ中に果肉が入っててめちゃくちゃ美味しいです!
ホテルに戻ってきた頃にはチェックインできました。
ムハンマド・アリーモスク
移動している時に目を引く景色に出会いました。行こうと思っていたハン・ハリーリの近くだったので、場所を覚えて後で来ることにします。
ひとまずモスクに到着。
Uberで37.5ポンド(199円)
いきなりエジプト人に
「そんなの関係ねえ ハイ!オッパッピー!」
って言われてビビりました。
ちょっと古い気がします
モスクへの入場料は200ポンド(1062円)。
こりゃすごい
写真からもわかるように結構な高台にあるのですが、こんな場所にいても無数のクラクションが聞こえてきて笑いました。
再びUberを呼んで、ハン・ハリーリに行くついでに先ほど書いた場所へ移動。
着きました。(上のGoogle mapの④)
34.56ポンド(184円)
カオスな街カイロを象徴したような異様な光景が広がっていました。
調べてみると、手前が死者の町、奥の赤い建物がゴミの町という所でした。
それらの町の存在は知っていたのですが、ここにあるとは知らずで驚きました。
死者の町は中世からの墓地が多く、1970年代にカイロの市街地拡大とともにスラム化した場所です。
ゴミの町はマンシェット・ナセルという場所で、文字通り次から次へとゴミが運ばれてくる町です。
カイロへの超一極集中により様々な問題が生じていますが、そのうちの一つにゴミの処理の問題があります。
そこで政府は、補助金を支給したりしてゴミ処理の仕事を与えることにしたわけです。
写真に熱中してたら少年と出会い、お話したりしました。
そのまま西のハン・ハリーリに向かいます。
こちらで夕飯。
美味しそうな匂いがプンプンしてきます!
待っている間、足がなんかモフモフするなと思って覗き込んでみると、
なんですかこれは可愛すぎます
猫ってカメラを向けると怖がって逃げることが多いですが、全然そんなことはなくこっちを見てくれます。
奥にももう一匹
さらに寄ってきました
猫と戯れている間にご飯が来ました。
ケバブ70ポンド(372円)
めちゃくちゃ小さい猫もいました!
エジプトではよく猫を見ますが、ムハンマドが猫を愛していたということから、イスラム教では猫が大切な動物とされています。
ハン・ハリーリ
やってきました。ハン・ハリーリです。
さっきからハン・ハリーリと何回も言っていますが、ハン・ハリーリは超巨大なスークです。
切れ目が難しいですが、下の赤い部分に無数のお店が迷路のように張り巡らされています。
東側から入るとまず目に入るのが、アル・フセイン・モスク。
アザーンが鳴り響きます。
近くの人に入れる?と聞きましたが、ムスリムじゃないとダメだと言われました。
外から中の様子がちょっとだけ見えました。
エジプトでも焼き芋ってあるんですね。
歩いてたら少年が話しかけてきました。
カメラをぶら下げていたのですが、彼もCanonの同じカメラで思わず話しかけたそうです。
撮り合いっこしようと言われたので、お互いのカメラで撮り合いました!
下はその彼の友達。
どんどん中に入っていきましょう。
これは超楽しいです。客引きもそこまで強引ではありません。
先ほどのモスクのミナレット
この辺で2人組に話しかけられて、
その服カッコいいね〜
って言いながらポケットの財布に手を伸ばしてきました。抵抗したら冗談だよ〜って感じで言ってきたんですけどどついて良いですか?
パリに続いてやられたの2回目ですが、今回も未遂で終わって良かったです。
ちょっとずつ雰囲気が変わってきました。
俺を撮ってくれ〜って絡んできたおっちゃん
大きい道路に出ても市場は無限に続きます。
この辺りは服が多くなってきた印象です。
本当にこの市場で何でも揃えられる気がします。
築何年?って感じのビルがいっぱいです。
先ほど載せた地図の赤い場所の西まで来ると、小綺麗な感じになって新市街の繁華街に突入です。
疲れたのでマクドでコーヒーとカスタードパイで休憩。
50ポンド(266円)
歩いてたら、俺を撮ってくれーとまた話しかけられてパシャリ。
カメラをぶら下げているとこんな感じの出会いが増えて嬉しいです。(ひったくりには気をつけないといけませんが)
服屋をやっているようなので、ちょっと寄りました。
何も買いませんでしたが、しつこい感じでもなく良い人でした。
インスタで写真を送って欲しいと言われたので、交換して今でも繋がっています。
ホテルの近くまで戻ってきました。
結局ハン・ハリーリの端から3.6km歩いたので中々疲れました。
ホテルの目の前で女の子2人組に話しかけられました。
日本のアニメが好きで、自分もコナン大好きなの伝えるととても喜んでくれました。
連絡先を交換して写真も送りました。
ホテルに戻ると、日本人ですか?って突然言われました。
日本語ペラペラですごいです。
ホテルをBooking.comで予約した時、日本語でメッセージが来たのを1か月くらいに気付いたのですが、返事すると5分で日本語で返ってきたので、ペラペラな方がいるのは知っていました。
フロントで少しお話しましたが、どうやら函館の北海道教育大学に1年間留学していたらしいです。
エジプトでも日本語は勉強していたみたいですが、それでもペラペラすぎます。
ここまで上手な外国人の方は初めてお会いしたかもしれません。
自分がコテコテの関西弁だったので、大阪出身なのも見抜かれました(笑)
ビザの関係で日本に来ることは中々難しいみたいですが、将来的には日本語の通訳になりたいそうです。
ラインを交換しませんかって言われたので交換して部屋へ。
売店でジュースやらお菓子やら買っておきました。
控え忘れましたが、多分2〜300円くらい。
そしてズィーラ島をぐるっと10kmラン。
ホテルを出る時、こんな夜中にどこ行くの?走るの!?!?ってさっきの日本語ペラペラな方にびっくりされました。
それにしても、カイロでのランはかなりハードです。
ほとんどの交差点に信号がないので、道路を渡る時は車の間を走りながら縫っていかないといけません。
それにカイロは大都会で交通量も中々。
極めつけは、ほとんどの車は夜中でもライトを付けないので本当に命懸けです。
ホテルでシャワーを浴びて終了。
部屋にドライヤーが無く、貸し出しの分も使われていて使えなかったのが辛かったです。
また、アスワンに引き続きシャンプーとかが無かったので、結構長い間髪の毛がちゃんと洗えていません...
日本からシャンプーとか持って来れば良かったです。
本日の分はかなり長くなりましたが、それだけこのカイロでの一日はかなり濃かったです。