2022.12.29 ルクソール3日目
7〜23℃
1ポンド=5.41円、1ドル=133.72円
ホテルの朝食でスタート。
奥にあるライスプディングがめちゃくちゃ美味しかったです。
現金の減りが思いのほか早いので、ドルから再びエジプトポンドに両替しました。
80ドルが2,219.4ポンド(12,007円)に。
昨日は東岸の「生者の街」を観光したので、本日は西岸の「死者の街」を観光します。
①ホテル→②自転車レンタル→③メムノンの巨像→④メディネト・ハブ→⑤王家の谷→⑥ハトシェプスト女王葬祭殿→①
東岸のホテルに泊まっているので、まずは西岸にボートで渡らなければいけません。
安く行けるパブリックボートがあるみたいなのですが、それらしき所に行ってもプライベートボードしかなく、相変わらずボートの客引きがうじゃうじゃいて値段も高いです。
最初5ドル(669円)と言われましたが、値切った所2ドル(267円)まで下がり、ちょっと高いけどこのボートに決めようと思った時に、横から別の客引きが5ドルで提示してきました。
このボートの人が2ドルで乗せてくれると言ったら2人が結託し、2ドルでは乗せない!5ドル!と強気になりました。
うわ、うぜええええええ
別のボートを探します。
ちょっと歩いたらその人達が話しかけてきましたが、嫌な気持ちにさせられたのでもう無視です。
最終的には1ドル(134円)で見つかりましたので結果オーライです。
ボートに乗るだけで疲れる...
西岸の見所はあまりにも散らばっているので、歩いて観光するのは不可能です。
ツアー・タクシー・自転車のどれかになると思いますが、自分は自転車をレンタルすることにしました。
西岸に着くと客引きが寄ってきたので、自転車をレンタルしたいと伝えます。
最初は300ポンド(1,620円)でしたが、値切って5ドル(669円)になりました。
忘れないようにピンを打ちます。
ご飯屋さんですが、自転車の貸し出しもしているようでした。
本日の相棒
鍵も付けてもらいました。
よろしくお願いします。
まずは3km一直線に進みます。
メムノンの巨像
アメンホテプ3世が自身の石像を作らせたそうです。
欧米系の方に「日本人ですか?」って英語で話しかけられました。
大阪出身だと言うと、道頓堀を知ってくれてて嬉しかったです(笑)
ジュース10ポンド(54円)
メディネト・ハブ
ここから1.2km進んでメディネト・ハブへ。
着きましたが、チケット売り場は別の場所にあるようで、来た道を少し戻りました。
お値段100ポンド(541円)。
他の場所のチケットも売っていましたが、後で行く王家の谷は売っておらず現地で直接買うことになります。
遠足に来ていた小学生がいっぱい寄ってきて写真を撮りました。
一眼ぶら下げていたので興味津々です。
あの時も自転車をレンタルして岩山を背景に駆け回り、子ども達が人懐っこく寄ってくる。
どこか懐かしかったです。
中に入っていきましょう。
メディネト・ハブは、ラムセス3世がラムセウムをまねて作った葬祭殿で、壁画の保存状態もかなり良いです。
個人的にはエジプトで見た壁画の中で一番でした。
(料金がかなり高いので行きませんでしたが、王妃の谷のネフェルタリ王妃の谷の保存状態はとてつもなく良いみたいです。)
第1塔門は残念ながら工事中
先ほどの小学生に再会。
こちらを見つけるともうセルフィーの嵐。
ひたすらに「What's your name?」って聞かれます。
遠足で来たのにそっちのけで子どもたちが写真を撮ってくるので、先生に注意されていました笑
逃げるようにして観光です。
この壁画とかもう凄すぎます。
大満足でした。
ルクソールと言えばこの後行く王家の谷がハイライトだと思われがちですが、このメディネト・ハブも必見と言えるでしょう。
ではいよいよ王家の谷へ。
自転車に乗っていると、頑張れ頑張れってなぜか日本語で応援してくれたり、別の人はアイラブマニーと清々しくお金を要求してきたりと面白かったです。
道が下の地図のように回り道になっていて、山を登る形になるのでここが一番きついと思います。距離は7.4km。
王家の谷
自転車を止めて、お土産屋さんの通りを進んでいきます。
チケットは結構並んでいました。
あとちょっとかなと思ったら、自分の並んでいた列が団体用でガイドが並ぶ列だと判明して絶望。
しばらくして殴り合いの喧嘩も始まってカオスです。
並び直したのもあって結局1時間くらい並んだと思います。
260ポンド(1,407円)と別料金でツタンカーメンのお墓300ポンド(1,623円)。
日本が王家の谷の整備に協力しているようです。
それもあってか、英語・アラビア語に加えて日本語でも解説が書かれていて嬉しかったです。
チケットオフィスから車?に乗ってさらに移動。往復20ポンド(108円)。
歩いても行けますが暑いですし、結構距離があって料金も安いので乗った方が良さそうです。
王家の谷は、紀元前1250年頃からファラオが墓地を作り始めた場所です。
現在64個の墓が見つかっているようですが、そのうちのいくつかが公開されています。
1つのチケットにつき3つの墓に行くことができて、それぞれの墓に入る時にチケットに穴を開ける仕組みです。
事前に調べて、今回はラムセス4世・セティ2世・タウセルト王妃の3つと、別料金で追加してツタンカーメンの墓に行きました。
なお、今回の3つのお墓は、以前梅田で一緒にご飯に行かせていただいた、チリタビのまるさんの世界一周時のブログを勝手に参考にさせていただきました!↓↓
王の墓ってなぜこんなに美しいのでしょう - チリタビ!世界一周
ラムセス4世
それぞれのお墓はそこまで大きいわけではなく、一本道です。
特に棺がある所は、壁画が色鮮やかで保存状態も良く、色鮮やかでした。
13時半頃でお腹も減っていたのでお昼にします。
この辺りで食べられそうなのは、中にあるカフェみたいなお店1軒のみ。
サンドイッチとジュースを頼んだら、270ポンド(1461円)というエジプトの物価からしたら信じられない値段でした...
セティ2世
次はセティ2世のお墓へ。
こちらは入ってすぐの壁画がすごく綺麗でした。
タウセルト王妃
こちらのお墓は、ラムセス4世ほど鮮やかではありませんが、それでも結構鮮やかなお墓でした。
多分このお墓が一番長く滞在した気がします。
ツタンカーメン
それではいよいよツタンカーメンのお墓です!
あえて最後までとっておきました。先述の通り、別途300ポンド(1,623円)必要です。
中は撮影禁止だと思っていたのですが、係の方に聞くとOKとのことでした!
階段を下ると、中は思いのほか小さく、先程の3つの墓の方が大きかったです。
なんでもツタンカーメンは18歳で早世したため、権力は弱かったようです。
そのためお墓が質素で盗掘を免れたと言われています。
まずはツタンカーメンのミイラ!
そして奥には石棺があります。感動しかありません...
なお、ツタンカーメンの黄金の棺やマスクはカイロの考古学博物館で展示されており、カイロ訪問時に行く予定です。
ハトシェプスト女王葬祭殿
再び自転車を走らせて、エジプト初の女王・ハトシェプストの葬祭殿へ。160ポンド(866円)。
切り立った断崖の下に建てられています。
王家の谷と同様に車10ポンド(54円)でチケットオフィスから往復できますが、王家の谷より近いので歩いていけると思います。
葬祭殿から見たルクソールの街並み。
ハトシェプスト女王の顔をしたオシリス神像が立っています。
王家の谷の他に王妃の谷もありますが、疲れていたのと、王妃の谷のハイライトであるネフェルタリの墓は8000円以上というとんでもない料金がかかるので止めておきました。
その代わり、墓のレリーフの保存状態はかなり良いみたいなので興味のある方はぜひ。
それではホテルに帰りましょう。
自転車を返却しました。24km程運転したので中々つかれました。
ちょっと休憩がてら何か食べます。
シシタウークという鶏肉を食べました。
20ポンド(108円)。
来た時と同じように、ボートで東岸に渡ります。
またあの値段交渉をしないといけないのか...
腰が重かったですが、すんなりと1人目で1ドル(134円)で即決。
運転手は中学生くらいの子どもで、ちょっと運転させてもらったりと良い運転手でした!
ナイル川の日没
17時頃にホテル到着。
疲れたーーーーー
ちょっと休憩して10kmラン
途中で小学生くらいの子どもが3回も対抗して一緒に走りました。
一瞬でぶっちぎりました(笑)
それにしても、走る服にランシューで見るからに今から走る自分に対して、ホテルの前に張り付いてるタクシーの客引きが相変わらず勧誘してきてさすがにウザいです。
お風呂入って晩御飯へ。
調べたらSofraというお店の口コミが高くて良さそうでしたが、行ってみたら満席でした泣
何やら爆音が鳴り響くパリピな場所が。
エジプトで何回か見たバイク4人乗りヘルメット無し
この国に道交法はあって無いようなもの。
ここにしましょう
メニューがアラビア語しかなくてわかりませんでしたが、チキンケバブをお願いしたらありました。
良い店員さんで居心地が良く、結構長居しました。
チャイもいただいて110ポンド(595円)。
その辺でお菓子を買ってホテルへ。
20ポンド(108円)
明日はルクソールからアスワンに移動します。
ルクソールは遺跡などがすごく多くて見所もあり、話しかけてくれる方も多くて楽しかったのですが、その分客引きもかなりしつこく疲れてしまいました。
明日はそんなルクソールの人との怒鳴り合いから一日が始まりますが、また明日の記事で書きたいと思います(笑)